Excelによる仕入売上管理(1) – セミナーでお話ししてきました

こんにちは、「せどりツール工房」の管理人、あとむです。
今回から何回かに渡って、「Excelによる仕入販売管理ツール」についてお話ししてまいります。
第1回目の今回は、このExcelツールについてセミナーでお話ししてきましたので、その内容から。
このExcelツールの特徴としては、
- 仕入から月々の利益計算まで出来るような複数シートの構成になっている。
- マクロを使用していないので、カスタマイズ(自分好みに項目を追加したりすること)しやすい。
といったことが挙げられます。
では、なぜこの二つの特徴が(あえてお話しするほど)重要なのでしょうか?
まず、マクロを使わなかったのは何故か?
利益を計算するだけなら関数で充分ですが、商品マスタや仕入リストと連動させて売れた分だけの利益計算をしたりするには工夫が必要で、マクロを使うことが多い(マクロを使えば簡単に実現できます)のですが、マクロを使うとカスタマイズした時に動かなくなったりしがちです。
その点を利用してカスタマイズでお金を取る人もいるのでしょうが、それでは多くの方に使っていただくことは出来ません。
そこで今回お話しするツールは、マクロを使わず、関数だけを使うことで、カスタマイズすることが簡単に出来るようにしました。
初めての方やExcelの知識があまりない方はそのまま使うことも出来ますが、慣れてきたら列を追加して自分の好きなように項目を増やすことが出来ます。
そして、仕入から月々の利益計算まで出来るような複数シートの構成になっている点。
皆さん仕入リストはきちんと作っていますか?
リストと言っても、一回の会計を一行とした簡単なものではありませんか?
そういった簡単なリストでは、ざっくりとした利益は出せても、その仕入リストを再活用して次の仕入に役立てることは出来ません。
仕入には必ず理由(「売れる」と判断した理由、「利益が出る」と判断した理由 etc.)があります。
詳しいことは仕入リストのシートの説明のところでお話ししますが、仕入れた理由を振り返ることで、次に(同じ商品だけでなく)別の商品を仕入れる時にも判断材料のひとつになり、仕入のノウハウが身につくようになります。
そして、改めて計算しなくても、月々の売上高、利益(率)を、月別に集計して表示します。
また、年末までに売れなかった商品の原価は、その年の仕入高から除かなければいけませんが、それについても自動で計算することが出来ます。
発送費用や梱包材料にかかった費用も管理することが出来ますので、もしあなたが「せどり」だけで生活している、あるいは給与所得以外は「せどり」による収入だけである、というのなら、高価な会計ソフトを使用しなくても、必要な計算を全て行なわせることも可能です。
では、どんなツールなのか、次回から詳しく説明していきますね。
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